今や働き方の多様化により、SNSやネット上のプラットフォームを活用すれば専門性の高いジョブを日本全国、いや全世界の人材に依頼をすることができます。弊社もジョブ型雇用による仕事のスピードアップと生産性向上を目指したクラウドソーシングの活用を進めています。今回はこのような人材資源を活用する上での留意点などをご紹介し、企業の皆様の新たな武器になればと思います。
はじめに
事業を進めていく上で人員の管理は最も重要なことの一つです。
最近では、自社の主要な業務以外は外部に委託する流れも出てきています。
例えばクラウドソーシングサービス。
必要なときに必要なだけの仕事を外部に依頼できるサービスです。
コストと成果のバランスを考えるととても便利なサービスですが、社内の人員ではないがゆえのトラブルもつきものです。
クラウドソーシングのような外部リソースを活用する際に最も重要なコミュニケーションの方法について、今回は述べていきます。
目的とする成果はなにかを明確にする
作業を外部に委託するにあたって一番重要なことは、成果を明確にすることです。
クラウドソーシングサービスを例にすると、報酬体系は時間単価か成果物への固定報酬といったところが主流です。
どちらの方法をとったとしても、どういう成果を求めるかが明確になっていないとただただコストだけを浪費することになります。
ホームページ作成を依頼するにしても、どのような効果を求めるか(集客なのか、会社案内のような役割なのかなど)、それに対してどの程度の費用を払えるのかといったことを決める必要があります。
こうしたことを決めずに依頼すると、無用に作業時間が長くなり、無駄なコストがかかる事になってしまいます。
低価格を期待すると失敗しがち
次に注意すべき点としては、安い単価で仕事を依頼できることを期待しないことです。
まず、品質を担保しようとするとそれなりの技術を持った人材にはそれなりの単価がかかります。
クラウドソーシングのメリットは、時間単価を安くすることではなく、必要なときに必要なだけ仕事をお願いできる柔軟性にあると考えておくのがよいでしょう。
安物買いの銭失いにならないためにはこの考え方は重要です。
事業を円滑に低コストで運用するために
外部委託によって社内に足りない技術を補うことは事業をすすめる上では必要な選択です。
しかし、社内と違い成果と報酬を明確にしておかないとむしろコストが増加してしまいますし、何よりトラブルのリスクが増加します。
今後、事業をすすめる上での人員の柔軟性は重要な事項となることが予想されますが、そのための準備は十分に行う必要があるでしょう。
作業の目的とコストの見積もりを明確にしておくことを今から始めることをおすすめいたします。
記事作成:クラウドソーシング
編集・監修:株式会社インストラクション