新型コロナウィルスの影響により、企業はこれまでの日常で運用してきたあらゆる仕事に対して、日々業務の改善や工夫をしながら事業継続をご検討されていることと思います。
新しい日常での業務改善のひとつとして、リモートワークを実現するためにITを活用したいけど・・・という中小企業の皆様のIT導入の状況とIT導入補助金について記事をお届け致します。
2020年はまさに変革の年となっており、リモートワークなど企業におけるITの重要性がさらに高まりました。しかし、中小企業でITシステムの担当をされている方は分かっていても導入できないなど悔しい思いをされていることでしょう。
そこで今回は、IT導入における補助金についてご説明いたします。
政府はIT導入に対して、積極的に補助する姿勢を打ち出しています。そのため、IT導入に対して一定額の補助金を出しています。
コストの問題でIT導入を断念されているシステム担当者の方は、今回の記事を参考にしていただき、ぜひ導入につなげていただければと思います。
中小企業のIT導入状況
それではまず中小企業における、IT導入の現状を確認していきます。
2016年に調査した結果によると、中小企業全体の55%がITを使用しているとの調査結果が出ています。しかし、販売・調達・受発注システムなど、より収益につながるようなシステム導入は1/3程度に収まるなど、効率的なITの導入は進んでいないのが現状です。
出典元:https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/kenkyukai/smartsme/2017/170329smartsme05.pdf
なぜ中小企業はIT導入が難しいのか?
前章と同様に2016年の調査結果を基に、なぜ中小企業ではIT導入が難しいのかをご説明いたします。以下の表をご覧ください。
2位と3位に関しては導入コストによるところが原因となっています。導入コストがより抑えられれば、評価もしやすく、また負担も削減することができます。
人的・時間的コストを抑えることは別のアプローチが必要ですが、金銭的コストを抑える方法は今回ご紹介する方法で解消することができます。
出典元:https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/kenkyukai/smartsme/2017/170329smartsme05.pdf
金銭的コストに対しては、IT導入補助金を活用する
金銭的なコストを抑えるためには、現在の政府が推し進めている補助金を活用することをお勧めします。現在、政府はITの導入を積極的に推し進めています。その方針もあいまって、2020年は以下の補助金政策を実施しています。ぜひ活用しましょう。
IT導入補助金の補助額:30万円~450万円
補助金の補助率:基本は補助対象経費の1/2。導入対象によっては、2/3、3/4
補助対象者 ※抜粋
出典元:https://www.it-hojo.jp/overview/
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は中小企業のIT導入状況と活用できるIT導入補助金についてご紹介しました。
今日において、中小企業はITシステムを効率的に活用できていなのとの調査結果が出ています。その原因は人的リソース不足と導入コストによるところが大きいこともまた判明しています。そこで今回はIT導入補助金についてざっくりと、ご紹介しました。ぜひとも活用していただければと思います。
記事作成:クラウドワーカー
編集・監修:株式会社インストラクション